本日の一言 / 2026.09.23
地盤調査の種類と、その読み方
建物を計画するとき、最初に行う調査のひとつが地盤調査である。方法によって分かることが違うため、建物の規模に見合った選択が要る。
戸建て住宅でよく使われるのがスクリューウエイト貫入試験である。先端がねじ状のロッドを回転させながら貫入させ、その抵抗から地盤の硬さを推定する。安価で短時間に済む一方、土そのものを採取しないため、土質は貫入時の音や感触からの推定にとどまる。
鉄筋コンクリート造の共同住宅では、標準貫入試験を伴うボーリング調査が基本になる。所定の重りを落として一定量を打ち込むのに要した回数がN値である。同時に土を採取できるため、地層の構成や地下水位も確認できる。支持層の深さが分かって初めて、基礎を直接基礎とするか杭に頼るかの判断ができる。
報告書を受け取ったら、N値の数字だけでなく、支持層がどの深さで、どの程度の厚みで続いているかを見ておきたい。ここが基礎工事の費用を大きく左右する。